ふるさといきものの里百選は平成元年に環境省が選定した、地域にゆかりの深い生物の百選(厳密には119ヶ所)です。その生き物および生息する環境を保全する目的で選定され、西岡水源地(
北海道・ヘイケボタル)、柿田川(
静岡県・トンボ15種)、国蝶オオムラサキ観察遊歩道(
山梨)、弥栄町(京都・カジカガエル)、羽咋市ホクリクサンショウウオの里(
石川県)などが選定されています。中には絶滅が懸念される日本の固有種なども含まれており、この百選を契機として、生物多様性に対する世間の関心の高まりが期待されています。
選定された土地には、いずれも豊かな自然が残されており、それゆえに「いきものの里」となっています。自由に訪れることができますが、くれぐれも
自然環境を乱すような行為だけは謹んでください。ある程度は観光用に開けている場所もあれば、奥深い
森林なども選定されています。当地を訪れる前にどのような環境なのか確認しておくことをおすすめします。
天然記念物などに指定されている生き物も含まれているため、採取が禁じられている場合があります。もし目当ての生き物に出会うことができても、目で見て楽しむ程度にとどめておきましょう。お子様連れの場合は特にご注意ください。