明治33年に制定された「旧下水道法」は近代下水道制度の基礎となりました。「甦る水百選」はその施行100年に伴う記念事業として、国土交通省の都市・地域整備局が実施したもので、全国で水環境の保全回復に成功した河川・湖沼など81カ所が選定されています。
下水道は快適な生活環境、清らかな水環境の実現に欠かせませんが、一般に目に触れることが少なく、下水道の整備による効果や役割についての周知不足が指摘されてきました。
甦る水100選では、地方公共団体の創意工夫や努力にフォーカスし、改めて下水道整備の必要性への国民の理解を深めることを目的としています。
選定対象は「下水道整備の推進により水環境を保全し又は回復させた事例」、「処理水の送水等により水環境を保全し又は回復させた事例」、「下水道事業によりせせらぎなどの水環境を創造した事例」のいずれかに該当するものとなっています。