「
歴史の道百選」は、全国各地の最もすぐれた「歴史の道」=街道・
運河等を選定したものです。歴史の道及び地域の文化財への国民の関心と理解を深めることを目的にしています。
文化庁が昭和53年から都道府県教育委員会の協力により、日本全国で行われた歴史の道の調査・整備・活用事業の実績と蓄積を踏まえ、平成8年11月、選定委員会により第一次選定が実施されました。この第一次選定では、主に明治時代まで活用された78か所の街道・運河が選出されました。今後もさらに良好な歴史の道の選定が予定されています。
選定基準としては、原則として「一定区間良好な状態で残っているもの」「他の地域との連続性を持っているもの」で、「単体または単独の交通遺跡」や「現用の舗装
道路」は条件つきで選定の対象外となっています。また「信仰関係の道は、広域の信仰圏があるもののみ対象」となっています。