森の巨人たち百選は、林野庁が2000年に選定した国有林を代表する樹木の百選です。主に直径が1メートル以上の巨木や、地域のシンボルとして親しまれている古木などが選考の対象となっています。それぞれ所在地の他、木の種類、幹周り、樹高、所在地などが公表されているので、予備知識も含め日本各地に存在する名木の百選としても参考になるでしょう。
この百選が企画された目的は、知名度の向上による
自然環境への興味・関心の向上を主意としています。一方、いずれも自然の豊かな場所に位置する名木ばかりなので、ハイキングに適したロケーションも多数選出されています。奥深い山に生育する名木については、専用のガイドツアーなども企画されており、日本全国から旅行者が訪れる人気スポットも含まれています。
ただ、一部には立ち入りが禁止されているような地域、もしくは枯死してしまった木もあるので、当地を訪れる前に必要最低限の情報は確認しておきましょう。現在、この百選で選定された木々については、個人や企業などからの寄付が集まり、基金の設立、保護活動が行われています。
屋久島の縄文杉など、後世に残すべき自然の遺産をぜひその目でご覧になってはいかがでしょうか。