「とやまの獅子舞百選」は、富山県教育委員会が行った『とやまの文化財百選』事業の第2弾として、平成17年度に選定されました。『とやまの文化財百選』は県内各地に残る身近な文化財を対象として、県民がふるさとの文化財の価値を再認識し、各地域、県民の保存・活用を促進するための取り組みです。
富山県は全国でも屈指の「獅子舞」の伝承数を誇っています。富山の獅子舞には「芸能獅子舞と行道獅子の両者が伝承」し、「百足獅子と二人立ち獅子が存在」、かつ「百足獅子は独自の演目を構成」、「二人立ち獅子には多様な獅子あやしを行う」という特徴があります。「とやまの獅子舞百選」では、主にこれらの特徴や魅力を紹介しています。
獅子舞百選の選定条件は「1.歴史的、民俗的に価値が高いもの」、「2.古くから地域住民に親しまれ、保存・継承状況が良好なもの」、「3.地域的特色が顕著で、地域や本県を代表するもの」、「4.地域住民や保存団体等の熱意により、復活・再生したもの」、「5.地域の活性化イベント等に活用されているもの」など計5項目。選定当時と現在の実施状況を比較すると、祭礼日などに変更が見られるケースもあるため、観光で実際に訪れる際はご注意ください。