「新東京百景」は、1982年10月1日「都民の日制定30周年」を記念して、東京都によって選定された100の風景。都内ならではの「都市の景観」や、「自然の景観」、「名所・旧跡」といった都内の景勝地が、東京都民の公募によってエリア別に選出されています。
エリア別に見ると、区部から56ヶ所、多摩部から33ヶ所、島嶼部から11ヶ所が選ばれています。例えば、区部の中には「二重橋と皇居外苑」など、まさに日本を代表・象徴する景観が選ばれています。また「日比谷公園」、「新宿御苑」のような自然施設系から、「湯島天神」、「浅草寺と仲見世」などの歴史的な文化遺産、「羽田空港」のような大型都市施設、「銀座通り」、「日本橋」、「サンシャインシティ」 のような商業エリアまで、幅広く網羅されています。
多摩部では、ミシュランにも選ばれた「高尾山」にはじまり、「多摩湖」、「奥多摩湖」などの自然、「井の頭公園」、「小金井公園」などの大型公園など、郊外ならではの景観が多数選出されています。この他、大島町、八丈町、利島村といった島嶼部からも「三原山」、「波浮の港」などの景観資源が選出され、各エリアの訪問客に向けて、貴重な参考資料として活用されています。