新日本名木百選は、大阪市と新聞社が1990年に共同で企画した、全国に存在する名木の百選です。知名度の高い巨木や老木が選出されており、「地域住民と共に生きてきた木」という視点から由緒のある神木なども多数選出されています。ただし、選ばれた木の中には、すでに枯れてしまったものや切り倒されてしまったものも含まれているので、実際に現地を訪れる際はその木の現状を確認することをおすすめします。
新日本名木百選は、企画を行なった新聞社が書籍でも紹介しています。所在地はもちろん、名称、樹種、幹周、推定樹齢など細かなデータが記されているので、興味のある方は書籍を購入してご確認ください。ちなみに、数多くの百選が存在する
サクラの木は、この名木百選において数本しか紹介されていません。
観光目的で名木のもとを訪れるのであれば、その木にまつわる神話や来歴などをあらかじめ知っておくと、より深く楽しむことができるでしょう。神木などは信仰の対象となっているわけですから、木を傷つけるような行為は絶対に行なわないでください。柵などで一定の距離以上に近づけないよう、防護されている木もあるようです。自然の豊かなスポットが多いのも魅力ですが、山中や
森林に位置する場所については、交通のアクセスをよく下調べしてから訪れるようにしましょう。