「にいがた景勝100選」は、上越新幹線の開通を記念して、1982年の秋に選定された新潟県の景勝100選。主催は新潟日報社。選定委員が候補地を200ヶ所に絞り、最終的には県民によるハガキ投票によって100ヶ所が選出されました。有効投票数は計779,593通を超え、にいがた景勝100選をまとめた同名の書籍も新潟日報社から出版されました。
選定委員は北方文化博物館長やNHK新潟放送局長、日本写真協会会員、県にゆかりのある画家や詩人、旅行随筆家など、幅広い人選から構成され、バラエティに富んだ百選となっています。主な対象は、山岳や海岸線、高原、渓谷、河川などの自然の美しさをはじめ、由緒ある名刹・史跡など、新潟県の特色を、さまざまな角度から選定しています。
選定地はエリア別に大きく「上越地方(22ヶ所)」、「中越地方(25ヶ所)」、「下越地方(33ヶ所)」、「佐渡地方(20ヶ所)」の四ブロックに分類されています。一例をあげると、上越地方では「隠れキリシタンとマリア観音の里」、中越地方では「良寛記念館から見る日本海と佐渡」、下越地方では「角神ダムと赤崎山」、佐渡地方では「大佐渡スカイラインと眺望」など、雄大な景観が数多く選ばれています。