「みえの樹木百選」は、“みえけん愛"を育む森林づくりをめざす「三重の森林づくり基本計画」の一環として選定された樹木の百選。三重県は県土の3分の2を森林が占めています。過疎地や高齢化、林業の低迷等によって、県民共有の財産ともいえる森林を社会全体で支えていくことが喫緊の課題に。そのため三重県では、平成17年に「三重の森林づくり条例」が制定され、森林を健全な姿で次世代に引き継いでいくべく、「三重の森林づくり基本計画」を策定し、計画を実施しています。
当計画は、人や地域を元気にする「文化の力」として、豊かな森林資源に着目。産業面でも“力強い林業”を目指すと同時に、県民と一緒になって森林づくりを進めるための、中長期の目標や森林づくりの方針を定めています。
「みえの樹木百選」はその指針に基づき、エリア別に特徴のある樹木を選び、県民と旅行者の「樹木とのふれあい」を目指しています。一例を見ると、国天然記念物である津市芸濃町椋本の「椋本の大ムク」、県の天然記念物である三重郡菰野町の「田光(たびか)のシデコブシ」、また名所・旧跡のみならず、「笠間小学校のセンダン」のように生活の中に密着した樹木にも着目し選出されています。