「東京湾100選」は、東京湾のさまざまな表情を「自然資産」、「文化資産」、「社会資産」の3つの視点で捉えなおし、「行ってみたい」、「多くの人に伝えたい」、「後世に残したい」という基準で選出されました。東京湾近隣の自治体や様々な団体から候補地が推薦され、最終的には1万人以上が参加した市民投票をもとに決定されています。対象エリアは、千葉県洲崎から神奈川県剱崎までの湾岸およびその海上の景観などが含まれています。
「自然資産」の中からは、海岸線・砂浜・岩礁・水質・景観などの自然資源を中心に資産的価値を重視して選出。「文化資産」は人々が集い、にぎわいや癒しを得る空間としての資産的価値が重視されています。「社会資産」は、歴史的価値をもつ遺跡や名所、またインフラとして人々の暮らしを支える橋・倉庫などの「社会空間」の資産的価値に重きが置かれています。
選定委員には、各界の代表として、「横浜ブリキのおもちゃ博物館館長 北原照久氏」や「館山おさかな大使 さかなクン」、「文筆家 杉浦日向子さん」、「漫画家 はらたいらさん」など著名人が多数が参加し、大きな話題となりました。