日本百選 都道府県別データベース

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 北海道は、広大な自然とともに漁業の歴史を育んできた土地です。その歴史を物語る建築物や施設は、過去の漁村文化を今に伝える貴重な財産となっています。「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれたこれらの場所は、北海道の漁業の発展や暮らしを知るための重要な手がかりとなります。

 「鰊漁場建築」は、北海道の漁業文化を象徴する建物として広く知られています。この建築群は、かつての鰊漁で栄えた時代の名残を色濃く残しており、歴史的価値が高いとされています。大規模な網元の家屋や加工場は、当時の漁業の繁栄ぶりを物語っています。木造の建物には、北国の厳しい気候に耐えられる工夫が施されており、漁師たちの知恵と技術が息づいています。その存在は、地域の誇りとして多くの人々に親しまれています。

 函館の「函館漁港船入澗防波堤」は、漁港の安全性を高めるために建設された重要な構造物です。この防波堤は、北海道の漁業を支えてきたインフラの一つであり、現在もその役割を果たしています。その設計には、波浪を効果的に抑える工夫が盛り込まれており、厳しい自然環境の中での漁業活動を支援してきました。函館の風景と一体となったこの防波堤は、地域の歴史とともにその存在感を放っています。

 「旧下ヨイチ運上家」は、ニシン漁業の繁栄期に運上家として機能した建物で、北海道の商業と漁業の歴史を象徴する建築物です。この施設では、漁業税の徴収や漁業関連の行政業務が行われていました。現在では博物館として公開され、当時の生活や漁業に関する資料が展示されています。重厚な木造建築は、歴史の重みを感じさせ、訪れる人々に漁村の文化や暮らしを伝えています。

 これらの文化財は、北海道の漁業と漁村の豊かな歴史を未来に伝えるための重要な資産です。それぞれの場所を訪れることで、地域の伝統や過去の営みを身近に感じることができるでしょう。北海道を訪れる際には、これらの場所を巡り、その奥深い歴史に触れる機会を持ってみてはいかがでしょうか。

青森県の百選
未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選 (6ヶ所)
鰊漁場建築 留萌市、石狩市、小樽市、小平町、余市町、泊村、寿都町
函館漁港船入澗防波堤 函館市
旧下ヨイチ運上家 余市町
袋澗 島牧村
横山家 江差町
石崎漁港トンネル航路 上ノ国町
青森県の百選