「ぎふ百山」は、岐阜県山岳連盟が1975年(昭和50年)に選定した県内の120の山々。1993年(平成5年)には、「ぎふ百山」とはまた別の130の山が選ばれ、「続ぎふ百山」も選定されています。
岐阜県は本州の内陸地で、周囲を愛知県、三重県、滋賀県、福井県、石川県、富山県、長野県に囲まれています。岐阜県内だけでなく、そうした県と県の境界にもたくさんの山が存在。
岐阜県の山域としては、北アルプスとして名高い飛騨山脈、中央アルプスの木曽山脈、鈴鹿山脈、養老山地、伊吹山地、両白山地、阿寺山地などが名前をつらねています。その最高峰は日本で3番目に高い奥穂高岳。登山家にとってはまさに垂涎のラインナップです。
山好きな方の中には、「ぎふ百山」に掲載された山の制覇をめざす登山家も多いようです。ただし、登山道がなく登頂が難しい山も含まれているので、登山計画に際しては注意も必要です(もちろんハイキング感覚で気軽に登れる山もあります)。1975年と1987年に岐阜新聞社から単行本が刊行されています。