「ふくしま緑の百景」は、ふるさとの森や樹の「大切さを見直し」、その美しさを「守り育てる」ことを目的として1985年に選定されました。「国際森林年」の記念として行われたもので、福島民報社と県緑化推進委員会が主催、県民の投票によって100の景色が選出されています。
「やながわ希望の森公園」、「半田山自然公園」などの公園や、「石ケ森のマツ林」、「大笹生(オオザソウ)の十六沼のサクラ」などの自然物、さらには「駒止湿原」、「宮床湿原」など、各市町から代表的な「緑」が選ばれています。
東日本大震災の影響もあって、現在では残念ながら失われてしまった景色も一部に含まれています。その暫定処置として、現場に立ち入れない、または立入自粛を促している場所についての評価はブランクとなっています。
環境や樹木の美しさは常に移ろいます。その美を維持する目的で、本宮市と県森林・林業・緑化協会、福島民報社主催による「ふくしま緑の百景歩こう会」が毎年開催され、景色を守り続けていこうという県民一体となったイベントが、当百選によって注目されました。ちなみに、2013年第25回の同イベントは、本宮市の白沢運動場をスタート地点とし、岩角山岩角寺をゴールとする約12キロの特設コースで行われました。